こんにちは、K です。
イクメン・ワーママのみなさんや、将来的に仕事と育児を両立したいと思っている方の中には、両立支援制度が整った会社で働きたいという思いを持っている方がたくさんおられると思います。
この記事では、「ソフトバンクのワークライフバランス」と題して、育休・時短制度・出産祝金をはじめとした、仕事と育児の両立支援制度を丁寧に解説していきます。
両立支援制度の全体像に加え、両立しやすさの目安になる「男性育休取得率」の実態や、年休取得日数・女性管理職数なども具体的な数値で紹介するので、是非最後までご覧ください。
ちなみに、ソフトバンクの両立支援制度はとてつもなく充実して非常に驚きました。
制度が整っていても利用できなければ意味がないから、具体的な数値を合わせて確認できるのは嬉しいね。
そうだよね。女性だけでなく、男性にとっても参考になる情報を紹介していくよ。
下記に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、以下記事でその他の企業のワークライフバランスの取り組みを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
ソフトバンクの子育て支援制度の概要
前提として、子育て支援制度には「法律で全ての企業に義務付けられた制度」と「各企業が独自(もしくは法を上回って)設定した制度」があります。
まずはソフトバンクの子育て支援制度の全体像を確認した上で、「独自の制度」として特徴的なものをいくつか取り上げて解説します。
ソフトバンクの子育て支援制度の全体像は以下の通りです。
さらに、ソフトバンクは各制度についてかなり詳細に企業HPに掲載をしていましたので、その内容も掲載します。ここまで詳細に公開していること自体、とても好印象でした。
ここまで詳細に公開している企業はかなり珍しいね。
この後解説するけど、内容がとてつもなく充実しているからこそだと思うよ。
上の表の中にも記載があるけど、法律の定めを超えて企業独自に充実させている制度がたくさんあるので、特徴的なものをいくつかを取り上げて解説します。
出産祝金制度
ソフトバンクでは出産をした社員に対して、出産祝金を出しています。
1年以上勤続していれば、第1子に5万円、第2子に10万円となっているのですが、第3子以降の額がとてつもなく高額になっています。第3子は100万円、第4子は300万円、第5子以降は500万円です。
これだけ高額の祝金をもらえるとなると、第3子以降も考えようと思うね。
企業HPにも記載がある通り、ソフトバンクでは子育て支援制度を「少子化問題への取り組み」として捉えているようです。そのため、子沢山の社員に非常に手厚い出産祝金制度となっているのだと考えられます。
育児休業(育休)
法律上、育児休業(育休)は
・原則、子が1歳に達するまで
・保育所に入所できない等の場合は、子が2歳に達するまで
とされています。
一方で、ソフトバンクの場合は「(保育所に入所できない等の場合は)子が3歳に達するまで」取得可となっています。
保育所に入所できない等の場合、という条件付きなので、単純に3歳まで取得できるわけではありませんが、法律を上回った措置となっています。
また、育休の中の5日間は給与支給ありとなっている点もありがたい制度です。
看護休暇・キッズ休暇
法律上、子の看護休暇は「小学校就学(6歳)まで」に「子供一人につき年間5日(二人以上の場合は年間10日)」とされています。
ソフトバンクではこれに類する制度として「看護休暇」と「キッズ休暇」という制度があります。
看護休暇:小学校就学前の子1人につき年間10日取得可能
キッズ休暇:小学校6年生修了まで社員1人につき年間10日取得可能
制度として重複感がある気もしますが、いずれにしてもかなり充実した日数の休暇制度だと言えます。
日数的に、他社と比較してもかなり恵まれた制度になっているよ。
不妊治療関連制度
最後に、ソフトバンクには不妊治療に活用できるチャイルドプラン制度という休暇制度があります。
今や18人に1人の子供は不妊治療を経て誕生している時代です。直接育児に関する制度ではありませんが、その前提としての不妊治療を会社としてサポートしてくれることは大変ありがたい制度だと感じます。
制度内容としては「積立年休(過去に使用しなかった年休)」を使える制度ということで、休職や短時間勤務等はありませんが、不妊治療をサポートしようという企業の姿勢には好感が持てます。
今後ニーズが高ければさらに制度が充実していく可能性もあるかもしれません。
子供が欲しい社員にとって、不妊治療をサポートしてもらえることはとても心強いね。
ソフトバンクの制度活用状況等の実態(数値)
続いて、ここからは育児との両立のしやすさの目安になる「男性育休取得率」の実態や、年休取得日数・平均残業時間・女性管理職数などを具体的な数値で紹介していきます。
育休取得数・取得率(男女)
ソフトバンクの男性の育児休職(育休)取得率は2018年以降どんどん上昇し、2022年時点では39.9%となっています。全国平均が14%程度ですので、男性の育児休職取得率は高い水準だと言えます。
一方で、平均取得期間は掲載されていません。育児休職(育休)は最短1日から取得できますので、短期の育児休職が増加しているだけの可能性もあります。とはいえ、男性の育児休職を促進しようとする会社の姿勢は強く感じられます。
年次有給休暇取得率
こちらは、年次有給休暇の取得率です。
年次有給休暇は一定日数を付与することが法律で義務付けられていますが、取得促進は企業に任されています。この「付与された年次有給休暇をどれだけ消化しているか」がこの数値です。
2019年は約77%となっています。世の中の平均は56.6%ですので、比較的高水準の取得率だと言えます。
※ 2020年は74.9%、2021年は62.5%となっていますが、恐らくコロナ禍での異常値(コロナ用の休暇を取得したと推察)ではないかと思いますので、あまり参考にしない方がいいと考えます。
(関連記事)年次有給休暇を取得しやすい会社の見極め方
女性管理職数(女性活躍)
最後に、女性活躍の目安となる、女性管理職数の推移です。
2016年以降徐々にではありますが増加して、2022年時点で7.6%となっています。
増え方としては緩やかで比率もそれほど高くはありませんが、着実に管理職登用も増やしていこうとする企業としての姿勢は垣間見える結果となっています。
まとめ:ソフトバンクの子育て支援制度の概要と制度活用等の実態
今回は、ソフトバンクの子育て支援制度の概要と「男性育休取得率」の実態や、年休取得日数・女性管理職数などを具体的な数値で紹介しました。
まとめると、ソフトバンクの子育て支援制度や実態は以下の通りだと言えます。
ソフトバンクを就職先の候補と考えている方で、「仕事も頑張りたいけど家庭や育児も大切にしたい」という思いを持っていらっしゃる方は、今回お伝えした内容を参考にしていただきながら、就職活動を進めていただければと思います。
趣味や生活も大切にしながら長く働くために、事前に両立支援制度等の概要や実態を知ることはとても大事だよ。
是非この記事を参考に就職活動を進めてみてね。
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