転職後ミスマッチを防ぐ転職サービス3選|辞めたいとならないために

転職
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この記事でわかること

・入社後ミスマッチはなぜ起こるのか?
・ミスマッチを起こさないためにどうすれば良いのか?
・ミスマッチを起こさないためにおすすめの転職サービスは?

将来的に転職を考えているけれど、転職後のミスマッチですぐに再転職してしまった先輩がいて、転職後ミスマッチが少し心配だよ。

K
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その気持ちはわかるよ。せっかく転職しても、転職先の職場風土や環境に合わないストレスで再転職をしたり、うつのようになってしまう方もいるよね。

転職を考えている方の中には、転職後のミスマッチが心配という方も多くおられると思います。

転職活動中は仕事内容や年収を気にしていても、転職後に重要なのは職場の風土や環境だったりします。そのため、転職先と本当に相性がいいかどうかは実際転職してみないとわからない、というのが多くの人が感じていることではないでしょうか。

しかし、転職活動の進め方次第では、ミスマッチが起こる可能性をかなり低くできると考えます。

この記事では転職活動中もしくは転職を検討している方に向けて、「転職後のミスマッチを防ぐのにおすすめのサービス3選」を解説していきます。

下記に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方に読んでほしい

・転職活動中もしくは転職を検討している
・ミスマッチが起こらない転職活動の進め方を知りたい
・自分との相性で転職先を選びたい

この記事を書いた人

大企業の人事で10年以上勤務し、採用・両立支援・副業・キャリア支援などを幅広く経験。その後、人事専門コンサルに転職し、大企業を中心に人事面をサポート。

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1.なぜ転職後のミスマッチが起こるのか

まずは、転職後ミスマッチがなぜ起こるのかを厚生労働省の調査から考えます。

厚生労働省が実施した令和2年雇用動向調査「転職入職者が前職を辞めた理由」によると、転職者の離職理由は以下の3つが上位を占めています。

三大転職理由

1)労働時間・休日などの労働条件とのミスマッチ
2)仕事内容とのミスマッチ
3)職場の人間関係上のミスマッチ

それぞれ説明していきます。

1)労働時間・休日などの労働条件とのミスマッチ

労働時間や休日などの労働条件は、特に転職の場合は事前にしっかり確認をしているものと思います。しかし、例えば、「どんな基準で評価されるのか」「どんな行動が賞賛されるのか」といった評価基準や、思ったよりも残業が多くてワークライフバランスが崩れてしまうなど、入社後にギャップを感じる人も多くいます。

2)仕事内容とのミスマッチ

転職の場合は仕事内容は当然しっかりと確認をして、納得の上で入社をしています。しかし同じ仕事で合っても「仕事の仕方・進め方」や「自分の価値観と会社の価値観が合わない」といった観点でやりがいを感じられず、再転職を検討する人もいます。

同じ仕事内容であっても、会社が違えば仕事の進め方が変わったり、正解も変わるもの。自分の価値観と会社の価値観や文化がマッチしていないと、早期転職につながってしまいます。

3)職場の人間関係とのミスマッチ

「上司や同僚と合わない」といった人間関係のミスマッチを理由に転職する人は、女性の「13.3%」、男性の「8.8%」を占めます。いくら仕事内容がマッチしていても、普段接する上司や同僚と会わなければストレスを感じ、再転職につながってしまいます。

どの会社であっても、「その会社っぽいかどうか」というのは働く上で非常に重要なポイントです。数回の面接だけで良好な人間関係を築けるかどうか見極めるのは難しいところですが、「価値観の近い人がいるか」「一緒に働きたいと思える人がいるか」といった点をしっかり見極める必要があります。

2.ミスマッチを起こさないために大切なこと

ここまでみてきた「労働条件」「仕事内容」「人間関係」のミスマッチを起こさないために大切なのは、以下の2つの分析です。当たり前のようですが、この2点をしっかりと押さえて、ミスマッチを防ぎましょう。それぞれの分析におすすめのツールについても次の章でご紹介をします。

ミスマッチを防ぐために必要な分析

1)会社を知る(労働条件や文化・風土の分析)
2)自分を知る(価値観や職務適性)

1)会社を知る(労働条件や文化・風土の分析)

まずは、「企業の分析」です。企業の分析にあたっては、以下のポイントを中心に自分に合うかどうかをしっかりと見極めましょう。

企業の分析で押さえたいポイント

①企業の労働条件(休日の取りやすさや福利厚生)
②企業の文化・風土
③応募するポストへの期待値

①企業の労働条件(休日の取りやすさや福利厚生)

1点目は、「企業の労働条件(休日の取りやすさや福利厚生)」を知ることです。転職エージェントからの情報や企業の採用HPに掲載されている情報だけでなく、投資家向け情報なども活用して情報収集をします。

特に休暇制度や育児関係の両立支援制度は「制度があるだけで活用されていない」こともよくありますので、制度の活用状況まで確認が必要です。

一例として、年次有給休暇を取得しやすい会社の見極め方を以下の記事にまとめていますので、是非併せてご覧ください。

②企業の文化・風土

2点目は、企業の文化や風土を知ることです。同じ業界に属していたり、同じ職務名であったとしても、企業ごとの文化や風土によって合う合わないが大きく異なってきます。わかりやすい例で言えば、年功序列型なのか成果主義型なのかといった点です。

これは面接官と接するだけではなかなかわからないポイントなので、Openworkなどの情報サイトを活用するのがおすすめです。

③応募するポストへの期待値

最後に、当然ですが応募を検討しているポストへの期待値を正確に把握しましょう。例えば、同じ「労務担当」というポストであったとしても、大企業であればその中の一部の業務を任されることが多いのに対し、中小企業では一人で労務全てを担当することが多くあります。

職種名や役職名で判断するのではなく、具体的な期待値について詳しく確認をしましょう。

2)自分を知る(価値観や職務適性)

続いて、「自分の分析」です。企業を分析し、自分も分析すれば、その企業が自分に合うかどうかをかなりの精度で見極められると思います。自分の分析にあたっては、以下のポイントを中心にしっかりと分析しましょう。

企業の分析で押さえたいポイント

①自分の価値観や強み弱みを知る
②自分のキャリアを棚卸する
③自分のキャリアシナリオの選択肢を知る

①自分の価値観や強み弱みを知る

1点目は、「自分の価値観や強み弱みを知る」です。新卒での就職活動と同様、転職活動を進めるにあたっても、自身の価値観や強み弱みを知る自己分析が重要です。なぜなら、「自分に合っている仕事」とは「自分の価値観に合っていて、強みを活かせる仕事」とも言い換えられるからです。ただ、自身での自己分析には限界があるため、うまくツールを活用することがおすすめです。

②自分のキャリアを棚卸する

新卒での就職活動と違い、数年間の業務経験がある場合、その職務で学んだことや身につけた知識を次の職でも活かすことができます。具体的に経験した業務を書き出し、そこで出した成果や経験を洗い出します。

具体的に転職活動を始める場合には、「職務経歴書」を記載する必要がありますが、キャリアの棚卸はそのためにも必要になります。できるだけ具体的に、成果は数値で表すのが理想的です。

③自分のキャリアシナリオの選択肢を知る

自分の価値観や強み弱みとこれまでのキャリアを踏まえ、自身が取り得るキャリアの選択肢を知ります。当然未経験の職種に飛び込むこともできますが、これまでの経験を活かした職に就くためには、キャリアの選択肢を知っておくことが望ましいです。

3.ミスマッチを防ぐためにおすすめのサービス3選

ここまでの話を踏まえて、転職後のミスマッチを防ぐためにおすすめの転職支援サービス3選をご紹介します。

ポイントサービス名特徴料金
自分を知るVIEW10以上のキャリアシナリオと、シナリオごとの想定年収が分かる無料
自分を知るミイダス無料で非常に詳しいコンピテンシー診断(強み弱みの診断)が可能無料
会社を知る識学キャリア「識学」を導入している会社のみ紹介されるため、企業文化が分かる無料

それぞれについて詳しく解説します。

1)VIEW

VIEWの特徴

AIによるキャリアシナリオとシナリオごとの想定年収の無料診断

VIEWは日本初のAIキャリアシミュレーションアプリとして2019年に開始されたサービスで、運営会社は株式会社アサインです。AIがキャリアシナリオを診断してくれるサービスとして話題を集めており、500以上のメディアに掲載、2022年現在5万名以上の方が利用している実績のあるサービスです。

キャリア診断+市場価値診断アプリ
若手ハイクラス向け転職サイト「VIEW」(スマホアプリ)

若手ハイクラス向け転職サイト「VIEW」

VIEWの無料診断では、以下のようなキャリアシナリオを10以上提示してくれます。転職活動を始める前に、自身の経歴を踏まえたキャリアシナリオを把握し、キャリアの選択肢を知るためにぜひ活用したいサービスです。

以下の記事で私が実際にVIEWで無料診断を受けた結果も含めて詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

2)ミイダス

ミイダスの特徴

無料で驚くほど詳しいコンピテンシー診断(強み弱み、職務適性など)を受診できる

続いては、株式会社ミイダスが運営する市場価値診断ツール「ミイダス」です。転職アプリ「ミイダス」はミイダス株式会社が運営する転職支援アプリ。中でも「無料のコンピテンシー診断(適正診断、強み弱みの分析、可能性診断)」は多くのメディアでも取り上げられ、非常に注目されています。

転職支援+コンピテンシー診断アプリ(完全無料)

ミイダスの最大の特徴であり、ミイダスをおすすめする最大の理由でもあるのが、この強み弱みの分析(コンピテンシー診断)です。転職を考えていなくても、この診断だけを目的としてアプリを使う価値があるほど、優れた診断となっています。

この診断でわかるのは以下の5点です。

コンピテンシー診断でわかること

・マネジメント資質
・パーソナリティの特徴
・職務適性
・上下関係性
・ストレス耐性

それぞれについて、非常に詳しい診断結果を提示してくれるので、自己分析を深めるのに非常に有益です。診断結果の一例は、以下のようなイメージです。実際はこの何倍もの診断結果を無料で得ることができます。

以下の記事で、私が実際にミイダスのコンピテンシー診断を受けた全結果も含めて詳しく解説していますので、是非併せてご覧ください。

3)識学キャリア

最後に、これまでの2つと違い「会社を知る」という観点でご紹介するのが「識学キャリア」です。

識学キャリアは株式会社識学が運営する転職エージェント。成果主義の会社のみを紹介してくれるため、年功序列や生産性の低さにうんざりして、実力主義の会社に転職したい人たちから注目されています。

識学キャリアの最大の特徴は、運営会社の株式会社識学が提唱する「識学」という組織コンサルティングを導入している企業のみを紹介してもらえること。この識学という考え方自体が実力主義・成果主義の考え方であるため、必然的に紹介される求人は成果主義の会社のみとなるわけです。

また、運営会社の識学が組織コンサルティングをしている関係から、紹介される会社の風土や仕事の仕方などについて、運営会社である識学は精通します。そのため、その企業に合う人合わない人が他のエージェントに比べて遥かによくわかり、精度の高いマッチングをしてもらえることになります。

通常の転職エージェントはその企業の採用担当者のみと接するのが通常ですので、そこまで企業の内情に精通することはできません。会社を分析し、会社のことをよく知った上で転職するという観点で、識学キャリアを利用する大きなメリットだと言えます。

以下の記事で、識学キャリアについて詳しく解説していますので、是非併せてご覧ください。

まとめ

この記事では、転職後のミスマッチを防ぐためにおすすめの転職支援サービス3選をご紹介しました。

ポイントサービス名特徴料金
自分を知るVIEW10以上のキャリアシナリオと、シナリオごとの想定年収が分かる無料
自分を知るミイダス無料で非常に詳しいコンピテンシー診断(強み弱みの診断)が可能無料
会社を知る識学キャリア「識学」を導入している会社のみ紹介されるため、企業文化が分かる無料

それぞれに特徴のあるサービスで、全て無料ですので、全て利用することもできますし、自分に合ったサービスのみを利用することも可能です。

自分に合ったサービスをうまく活用して、ミスマッチのない転職活動を実現しましょう!

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