こんにちは、K です。
イクメン・ワーママのみなさんや、将来的に仕事と育児を両立したいと思っている方の中には、両立支援制度が整った会社で働きたいという思いを持っている方がたくさんおられると思います。
この記事では、「三井物産のワークライフバランスバランス」と題して、育休や女性活躍施策をはじめとした、両立支援関連の人事制度を丁寧に解説していきます。
採用HPには掲載されていない両立支関連人事制度の全体像に加え、両立しやすさの目安になる「男性育休取得率」の実態や、年休取得日数・女性管理職数なども具体的な数値で紹介するので、是非最後までご覧ください。
制度が整っていても利用できなければ意味がないから、具体的な数値を合わせて確認できるのは嬉しいね。
そうだよね。女性だけでなく、男性にとっても参考になる情報を紹介していくよ。
下記に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、以下記事でその他の企業のワークライフバランスの取り組みを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
三井物産の両立関連人事制度の概要
三井物産の両立関連人事制度の全体像は以下の通りです。
サステナビリティレポートの中に、両立支援制度の制度名は掲載されていたものの、残念ながらそれぞれの制度の詳細については公開されていませんでした。
三井物産のような大企業であれば、育児休職や短時間勤務制度などの適用期間が法律を上回った設定となっている可能性も高いとは思いますが、この情報だけでは何とも言えないところです。
他の商社に比べて、両立支援制度についての情報公開は限定的な印象だよ。
三井物産の制度活用状況等の実態(数値)
続いて、ここからは育児との両立のしやすさの目安になる「男性育休取得率」の実態や、年休取得日数・平均残業時間・女性管理職数などを具体的な数値で紹介していきます。
育休・育児休暇取得数・取得率(男女)
三井物産の統合報告書の記載によると、男性育休等の取得率は2022年時点で54.3%となっています。
男性育休取得率の全国平均は14%程度ですので、比較的高い水準だと言えます。
ただし、よく見てみると、男性育児休業「等」取得率となっており、この取得率には企業独自休暇である「出産付添休暇」の取得者も含まれているようです。出産付添休暇は、その名称からして奥さんが出産する際の付き添いに使用できる休暇だと思われます。そのため、恐らく長くても3,4日程度の取得だと推察されます。
よって、この54.3%という数字の中には「かなり短期間での休暇取得」が含まれていると思われるので、注意が必要です。
年次有給休暇取得率
年次有給休暇は一定日数を付与することが法律で義務付けられていますが、取得促進は企業に任されています。この「付与された年次有給休暇をどれだけ消化しているか」がこの数値です。
三井物産の有給取得率は2020年が73.1%となっています。世の中の平均は56.6%ですので、世間一般より比較的高い取得率となっています。
※ 2021年・2022年度は60%代の取得率となっていますが、コロナ禍での異常値(コロナ用の休暇を取得した等)とも考えられます。
(関連記事)以下の記事では「年次有給休暇を取得しやすい会社の見極め方」を解説していますので是非参考にしてみてください。
女性管理職数(女性活躍)
最後に、女性活躍の目安となる、女性管理職数の推移です。
2022年時点での女性管理職比率は8.0%となっています。
三井物産の女性比率は総合職全体で29.1%、担当職で12.7%となっていますので、男女の管理職登用の割合には差がある状態だと言えます。
一方で、新卒採用では40%以上女性を採用していますので、全社の女性比率を上昇させて女性活躍を促進しようという意志は感じ取れます。
まとめ:三井物産の両立関連人事制度の概要と制度活用等の実態
今回は、三井物産の両立関連人事制度の概要と「男性育休取得率」の実態や、年休取得日数・女性管理職数などを具体的な数値で紹介しました。
まとめると、三井物産の両立関連人事制度や実態は以下の通りだと言えます。
三井物産を就職先の候補と考えている方で、「仕事も頑張りたいけど家庭や育児も大切にしたい」という思いを持っていらっしゃる方は、今回お伝えした内容を参考にしていただきながら、就職活動を進めていただければと思います。
趣味や生活も大切にしながら長く働くために、事前に両立支援制度等の概要や実態を知ることはとても大事だよ。
是非この記事を参考に就職活動を進めてみてね。
以上、K でした!
(関連記事)
以下の記事では、両立支援制度が整った会社を見極める方法について解説していますので、是非参考にしてください。
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