【新入社員/若手向け】今の時代に求められる人材像について解説【理想は桜木花道!?】

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誰もが知っている日本の大企業で人事として10年以上働いた実体験を活かし、当ブログの管理人としてキャリアのあれこれを発信しています。

4月に就職して新入社員になって毎日一生懸命働いてるよ。

もっと成長してもっと活躍したいと思っているんだけど、会社ではどんな人材が求められているんだろう?

K
K

もっと成長してもっと活躍したいという気持ちは素敵だね。

そうなれるよう、この記事では「今の時代に求められる人材像」を解説していくよ。

新入社員や若手の方の中には、もっと成長したい、もっと活躍したい、もっと評価されたい、という気持ちを持っている方も多いのではないでしょうか。目の前の仕事に一生懸命に取り組むことがまずは大切ではありますが、「求められる人材像」を理解した上で頑張れば、成長速度はより上がると思います。

この記事では、新入社員や若手の方に向けて、「今の時代に求められる人材像」について解説していきます。

下記に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方に読んでほしい

・成長したい/活躍したいという思いを持っている
・会社でもっと評価されたい
・求められている人材像について理解したい

この記事を書いた人

大企業の人事で10年以上勤務し、採用・両立支援・副業・キャリア支援などを幅広く経験。その後、人事専門コンサルに転職し、大企業を中心に人事面をサポート。

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今求められる人材とは

あなたが上司であれば、部下にどのような人材になってもらいたいでしょうか?

例えば、特定分野の専門家、人望のあるマネージャー、数字を作れる営業マンなど、様々な人材像があると思います。

上司の思いに加えて、企業には企業それぞれの「求める人材像」があり、それに応じて研修を行ったりしています。また、その人材像は経営理念や経営戦略によっても変わってくると思います。

一方で、「どんな会社でも活躍できる普遍的な人材像」はないのでしょうか?

大学の教育理念から読み解く人材像

今どんな人材が求められるのか、それを読み解くにあたって「大学の教育理念」が参考になると思います。大学の教育理念には、これから世に出ていく学生を教育するための「今の時代に求められる人材像」が凝縮されているはずだからです。ここでは、東京大学と京都大学の「教育理念」を見てみます。

東京大学の教育理念

自国の歴史や文化に深い理解を示すとともに,国際的な広い視野を持ち,高度な専門知識を基盤に,問題を発見し,解決する意欲と能力を備え市民としての公共的な責任を引き受けながら強靭な開拓者精神を発揮して,自ら考え,行動できる人材の育成です。

東京大学アドミッション・ポリシー | 東京大学 より引用
京都大学の教育理念

教育に関する基本理念として「対話を根幹とした自学自習」を掲げています。学生が教員から高度の知識や技術を習得しつつ、周囲の多くの人々とともに研鑽を積みながら、主体的に学問を深めることができるように教え育てることです。京都大学は、学生諸君に、大学に集う教職員、学生、留学生など多くの人々との交流を通じて、自ら学び、自ら幅広く課題を探求し、解決への道を切り拓く能力を養うことを期待するとともに、その努力を強く支援します。

京都大学入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー) — 京都大学 より引用

 いかがでしょうか。両大学が掲げる理想の人材像は、言い方は違えど同じようなことを言っていると思われたのではないでしょうか。特に共通しているのは以下のポイントだと思います。

東京大学:問題を発見し、解決する意欲と能力を備え、自ら考え、行動できる人材
京都大学:自ら学び、自課題を探求し、解決への道を切り拓く人材

企業用語に言い換えると、課題意識を持って自ら考え、見つけた課題に自分なりの解決策を見出し、PDCAサイクルを回し、課題解決を推進できる人材という感じでしょうか。これこそがどのような会社でも求められる普遍的な人材像だと思います。

今求められる人材の具体例

課題意識を持って自ら考え、見つけた課題に自分なりの解決策を見出し、PDCAサイクルを回し、課題解決を推進できる人材と聞いて私がパッと思い浮かべたのはスラムダンクの桜木花道 です。

《スラムダンク第3巻より》

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庶民シュートにトライするも失敗し、
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課題を感じて自ら考え、
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PDCAを回しながら成長する。

主人公の桜木花道は実力以上の課題にトライして失敗し、自ら考え、PDCAを回し、課題解決し、その過程で成長する、という人材育成のお手本のようなシーンが随所に現れます。

もう一つ、サッカー漫画「アオアシ」のワンシーン。

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アオアシ第4巻 P76より

こちらでも、フィールドでの「自発的な思考」が一流選手には必須だとしています。これも、先ほどの課題意識を持って自ら考え、PDCAサイクルを回し、課題解決を推進できる人材に通じるものを感じます。

人材育成における上司の役割

課題意識を持って自ら考え、見つけた課題に自分なりの解決策を見出し、PDCAサイクルを回し、課題解決を推進できる人材が目指すべき人材像だとすると、人材育成における上司の役割は、この課題意識 → PDCA → 課題解決というサイクルに部下を乗せ、それを通じて育成することに尽きると思います。

部下一人ひとりに向き合って、実力+α の少しストレッチした課題を与え(もしくは自ら発見させ)、小さなPDCAと成功を経験させ続けるという人材育成の鉄則です。上司はこの鉄則を愚直に実践し、育成のサイクルに部下を乗せ続けることが必要です。

まとめ

この記事では、大学の教育理念や、漫画のシーンを通じて、「今の時代に求められる人材像」について解説しました。

東京大学と京都大学の教育理念を踏まえて分かったのは、「課題意識を持って自ら考え、見つけた課題に自分なりの解決策を見出し、PDCAサイクルを回し、課題解決を推進できる人材」が今求められているということです。

まずは、普段の業務をこなしながら改善点を見つけ、自分なりに原因追求をして解決策を考え、実行してみる、というプロセスを回してみましょう。改善がうまくいけば仕事の楽しくなってきます。

みなさんが普段の業務を通じて、今の時代に求められる人材像に向けて成長していけることを祈っています。

K
K

まずは、普段の業務をこなしながら改善点を見つけ、自分なりに原因追求をして解決策を考え、実行してみる、というプロセスを回してみよう!

以上、K でした!

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